![<どりぷら会員のお店 オープンしました>
次世代のバーカルチャーを担う好奇心の研究所
「Full Brix」/ 中島ショーゴさん](/files/cache/1800x900_a504dcd86c7a088a208dcf469463e820.jpg)
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<どりぷら会員のお店 オープンしました>
次世代のバーカルチャーを担う好奇心の研究所
「Full Brix」/ 中島ショーゴさん
#News!News!News!
提供:Drink Planet 編集部
どりぷら会員の新規オープンのバーをご紹介する企画。
第五弾は、神奈川県横浜市の「Full Brix」です!
お店自体は2023年6月28日にオープンしていましたが、昨年までは、研究活動をはじめイベントやゲストシフト、自己研鑽に力をいれていたそうです。今、スタッフも充実して、バー営業全開です!
「メディアで拡散して頂く前に、自分たちのカクテルを研究していました。せっかく鶴見までいらしてくださるのに、納得のいかないものは出したくなかったので・・」と本音を語る中島さんを直撃。
トップ画像は、左から西野真司さん、北條敦也さん、中島ショーゴさん、片山未悠さん。
Full Brix の店内。研究所という名に相応しい内装は中島さん自身がデザイン。
Q:お店のコンセプトと特徴は何でしょうか?
コンセプトは「ヴェルモットカクテルの研究所」です。
店名「Full Brix」の由来は「目には映らないもので満たされている」という意味を込めました。
液体の中にどれだけのものが含まれているかを表す単位「°Bx (Brix)」とシェイカーを“振る”、心を満たすの意味を込めた「Full(振る)」を合わせた名前です。
実は、店名は出店する5年ほど前には既に決めていて、「聞いたことのないコトバだけど何か耳に残るような語感はないかな」ってずっと探していたんです。
日本マクドナルドの創業者 藤田田さんが、Mc Donald`sを日本人が発音しやすいように、「マクド・ナルド」という「3・3」の音に直してブランディングを始めたと言うことを知って、それがヒントになりました!
Full Brixも切り方によっては「フルブ リクス」3・3の音になるぞ!
それが口コミで広がって、文字を見て初めて「『フルブ•リクス』ってフル ブリックス(Full Brix)だったんだぁ~」という所まで名前が知れ渡ってくれたら嬉しいなと思っています(笑)
メニュー:アタックから余韻までをグラフィックとして落とし込んだユニークなメニューも中島さん自らがデザイン。
Q:中島さんのこだわりや考え方をお聞かせください。
「バーは高級感があって渋い」そんな常識を変えたい!
日本のバーカルチャーにとって何が有益なのかなって考えたら、オーセンティックスタイルでは無いお店がもっとあってもいいんじゃ無いかなって思います。
白いジャケット、ネクタイ、音楽はジャズかクラシック、シリアスな雰囲気でゆっくりと丁寧に1杯を仕上げ、お客様も緊張感の中でドライなマティーニを嗜む。
私はそんな日本らしいバーが今でも大好きで、18歳から24歳までオーセンティックバーに所属しており、ルーツはオーセンティックにあります。
Full Brixが目指すのは「熱量込めて作ったカクテルを、片肘つきながら楽しめるお店」です。
Full BrixのBGMはジャンルにこだわらず居心地の良さを大切にして選択しています。バーテンダーにはDJの能力も必要なんだと思っているんです。
カクテルに使っているグラスは、カットも入らない少し素朴さすらあるグラスを自信を持って使うようにしています。
カクテル「アリさんBamboo」 クロアリの酸味とバイマックルーが上手くマッチする一杯。
海外のバーカルチャーを勉強し始めたのが21歳くらいの時で、You Tubeで沢山の海外のバーテンダーの動画を見ました。その中でも当時ロンドンのNight Jarに所属していたLuca Cinalli とMarian Bekeの動画はスローで何度も再生して観ました。
彼らがやっていることの本質を探るためにネットで彼らの記事を翻訳してみたりと大きな影響を受けました。
またその頃、Diageo World classが日本でも開催され、大竹学さんや渡邉匠さん、鎌田真理さん、門間輝典さんなど、新進気鋭なカクテルを作られるバーテンダーの方々を拝見し、カクテルの可能性を強く感じました。
その後、実際に海外の名店をまわり、それまでの常識が大きく変わりました。
店内では爆音でヒップホップがかかり、バーテンダーはスピーディにカクテルを作りながらフランクに会話をしてくれる。
日本のバーには無いようなスタイルのバーを20代前半で経験できたことで、「日本のバーも、もっと色んなスタイルがあってもいいんじゃ無いだろうか?」という気持ちが芽生えました。
日本のバーカルチャーを築いてくださった多くの先輩バーテンダーの方々の技術と精神を尊重しながら、沢山の人生がカクテルで満たされる新たな文化作りに挑戦していけたらなと思っています。
中島ショーゴさん。丁寧かつ日本人離れしたスピードでカクテルを繰り出していく。そこにあるのが、非常に合理的なメイキング技法「ナカシマスタイル」。例えばメジャーカップ。スピーディにリンサーの水をきる事を”無意識下で”行うことで、ボトルと分量に集中できる。スピードと味覚、身体への負荷軽減を追求してたどり着いたメソッドだ。「基礎と本質を理解するカクテルIQがないと、時代は作れないと思います!」と語る。
中島ショーゴさんのプロフィール
1990年、長崎県雲仙市生まれ。
24歳の時、ゲストバーテンダーをしながら東南アジアを旅する修行を遂行。
その際にJigger & Ponyグループのシュガーホール、ジャカルタのユニオングループのLOEWYなど、当時から業界のバーシーンを牽引する数々の名店でのゲストシフトを経験。
近年では歴史あるバンコクのマンダリンオリエンタルホテル“Bamboo Bar”からゲストバーテンダーとして招かれるなど、豊富な経験を活かし日本のバーカルチャーの発展を担う若手バーテンダーの1人。
2023年 横浜鶴見にカクテル研究所“Full Brix”を設立。遠方からも多くのカクテル愛好家が訪れ、注目を浴びている。
↑ Full Brixのイベント動画
店舗情報
Full Brix
〒230-0051 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央1-2-4 GS Plaza 2F
営業時間:17:00~26:30 年中無休
TEL: 045-900-9339
公式サイト: https://fulljapan.tokyo/
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/full_brix/
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