今月のカクテル
シロップは、飲み物だった?!

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今月のカクテル
シロップは、飲み物だった?!

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提供:Drink Planet 編集部

11月4日から始まる「東京カクテル7デイズ2022」
ホームページも公開され、それぞれの参加店舗が創作したオリジナルカクテルが並びます。

テーマは「Autumn to Glass」。
カクテルの中に秋を感じよう!という訳です。

シロップはジュース?!

それらのカクテルの中で使われる素材にシロップがあります。
メープルシロップや金木犀のシロップがいつになく多いのは、やはり季節が“秋”だからでしょうか。

昔、日本では北海道や東北地方で、イタヤカエデの樹液を採取したり、濃縮して貴重な糖を活用していたと。
北米では、サトウカエデの樹液を煮詰めてカエデ糖の生産が盛んだったようで、その歴史はアメリカ先住民の時代に遡るといいます。
その後サトウキビからの砂糖づくりも始まり、シロップの世界も多様に発展していきました。

実は、このシロップ、アラビア語で「飲み物、ジュース」を意味することば「シャラーブ」を基にしたラテン語「シロプス」(siropus)が語源なんだとか。

コーディアルとシロップは同じ?

シロップとほぼ同じように使われているのが「Cordial コーディアル」。
イギリス発祥と言われる伝統的なシロップで、ハーブや果物、スパイスなどを砂糖やハチミツと一緒に煮込んだり、漬け込んだリしたものです。

Cordial の Cor は heart。つまり 心・心臓。
体を元気づけるために、民間療法や医薬品的に用いられたことが原型と言われていますが、その点がシロップと違うポイントでしょう。

アルコールに漬け込んだ方のコーディアルは、「リキュール」として大きな進化を続けています。

そのせいか、イギリスではコーディアルをリキュールの意味で使う場合もあるようです。(ややこし!)

トップ画像カクテル

ちょっとこだわったコーディアルやシロップを生かしたカクテルをご紹介!

<左>
カクテル名 / バーテンダー名: Gin Grapefruit Gimlet by ボビー・ヒドルストン
バー名:Swift Soho / London
ライムの代わりに自家製のグレープフルーツコーディアルで作るギムレット
シンプルでありながらも、甘さと酸味、ほろ苦さのバランスが際立つ一杯

<中>
カクテル名 / バーテンダー名: A Green Leaf by デベンダー・セーガル
バー名:The Aubrey / Hong Kong
「マルガリータ」を応用して、熊本産のイチゴを主役に据えた季節限定のカクテル
自家製赤紫蘇シロップには、ふりかけを使用。塩味がイチゴの風味の引き立て役に

<右>
カクテル名 / バーテンダー名:森と木漏れ日 by 清崎雄二郎
バー名: Bar LIBRE GINZA / Tokyo
熱帯のジャングルのなかの木漏れ日をカクテルで表現
レモングラスの香りがリバイブ感たっぷり、ディルの葉のみずみずしさがアクセントに

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