伊「ラスプーチン」のダニエレさんが紹介する
「ワインスティラリー」の新作2本！

2023 年11 ⽉26 ⽇、東京・新宿「Bar B&F」において、イタリア・フィレンツェのバー「ラスプーチン（Rasputin）」のバーマネージャー、ダニエレ・カンチェッラーラ（Daniele Cancellara）さんがオリジナルカクテルを披露しました。

（ダニエレさんについてはこちらの記事をどうぞ！）

で、今回ダニエレさんがピックアップしたのが、トスカーナワインの由緒ある産地キャンティ・クラシコ地区で最初にして唯⼀の蒸溜所「ワインスティラリー（Winstillery）」のスピリッツ＆リキュールです。

日本でもこれまで「ロンドン ドライ ジン」「オールド トム ジン」「トスカンヴェルモット」は紹介されてきましたが、「トスカンドライヴェルモット」と「トスカンビター」の2本は今回が初上陸となります！

ダニエレさんはこう語りました。

「イタリアにおけるアペリティーヴォの習慣を⽇本の方々にも楽しんでもらいたいと思い、今回は⾷前にふさわしいカクテルをご紹介しました。イタリアでは、18 世紀の終わり頃、働き⽅が変わり、農業ではなく⼯場で働く⼈が増え、決まった時間に仕事が終わるようになって、仕事終わりに⼀杯、という習慣が⽣まれました。どんな階級の⼈でもとにかくアペリティーヴォを楽しんだのです」

「アペリティーヴォ向けとして誕⽣したのが、ヴェルモットです。さらにカンバリなどのビターも。トリノ（ピエモンテ）、ヴェネト、そしてトスカーナなどワインの産地でアペリティーヴォのためのお酒が次々と作られました」

ダニエレさんは今回、「ワインスティラリー」のスピリッツ＆リキュールを使って、4つのアペリティーヴォカクテルを披露してくれたのですが、ここでは割愛して、「トスカンドライヴェルモット」と「トスカンビター」の2本についてご紹介しましょう！

とりあえず、「ワインスティラリー」についての詳細はこちらをチェック！

「トスカンドライヴェルモット」は、トスカーナの伝統ワイン・ヴィンサントに着想を得た独⾃製法のドライヴェルモットです。

ブドウ品種は同じトレッビアーノ主体。

収穫の遅摘みによってブドウの糖度を⾼め、樽内の⽔分蒸発によって酸化を促す伝統的な熟成⽅法で独特の⾵味と琥珀⾊に仕上げています。

一方、「トスカンビター」は赤色が華やかな⾷前酒向きイタリアンビターリキュール。

サンジョヴェーゼ種ブドウ100%の⾚ワインを蒸留したスピリッツに、トスカーナ産の天然素材のみ配合した本格製法。無添加、無着⾊。

イタリアのアマーロの伝統的な苦味成分を主体に、柑橘が爽やかに⾹ります。

ダニエレさんは最後にこう締めくくりました。

「現在、イタリアのミクソロジー界ではイタリアのスピリッツとリキュールを使ってアイデンティティを表現することが重視されています」


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